続・8速WレバーSL-R400で6速インデックス変速の可能性を探る
SL-R400を分解してみるよ
円形の板バネで押し付けられた玉がプレートのくぼみに合うことで
インデックスを決めているわけですな
レバーは引きが軽くなるようにバネでテンションがかけられている
ライトアクション+インデックスという感じでよくできているなあという印象
8速の引き量は1段あたり2.8mmらしいから総引き幅が19.6mmくらいになるのかな
6速の総引き量が実測16.3mmだったからー
総引き量でSL-R400は6速を余裕でカバーできるってことになるね
どうでもいいけどそんなわけでSL-R400をフリクション化しても
11速の総引き量(約27mmくらい)には圧倒的に足りないね
(SL-R400の巻き取り量で11速を引くには150°くらい回す必要があるのだけれど
120°くらいでレバー体の溝の長さを使いきってしまう)
それはさておきこれがインデックス位置を決めているわけですな
等間隔じゃないのがきもちわるいけどこれが変速のキモなのだろう
内径15.1 外径19.6 厚み1.0mm 素材は多分ふつうに鉄ぽい
内側に向かってくぼむ方向でテーパー形状になっているのが気になる
位置決めの玉の間隔は17mmくらい ふむ
そんなわけで
アルミテープ重ね貼りで引き幅を増やすローテク改造でも十分なのだけれど
せっかくなのでインデックスリングを自作してみようと思いまっする
サンツアーVXでもいいけど一応6速SISの基準としてRD-6208も用意してみたよ
横位置のぶれが検証の邪魔なので事前に非純正プーリーでセンタロンは廃止します
ていうか検証だけならわざわざ買い足さなくても手持ちのRD-4600でよかったn
フリクションしかなかった時代ってWレバー・FD/RDを異種で使うのも
特に珍しくなかったみたいだし(このSILKもそうだし)
当時のWレバーの操作範囲90度前後の巻き取り量で引けるように
RD/FDに必要なワイヤ引き量も各社で大きく変わらないように設計していたとすれば
偶然VXがシマノ6速インデックスに適合したというわけじゃないのかもねえ
あとは振り幅の問題もあって VX-SとMF-TZ21-7で変速テストをした時は
RDのローリミットを解放するまで調整しても微妙にローの最適位置に届かない感じがあった